【高齢出産】そるてぃらいふ

がんばれ私!の日常

6.限界

部長にのみ報告してから、1週間もたたないうちのことだった。

とりあえず出勤したものの、とにかく吐き気がおそいトイレへかけこむ。

同じフロアにはたった2個しかトイレがないため、周囲が気になりながらも、吐くものもないのに、オエっとせずにはいられなかった。

ろくにたっていられない。フラフラする。

幸い仕事はすわりなので、その辺りはまだましなのかもだが、時間がたつのがかなり遅く感じた。

大学時代も皆勤、そのくらいバカ真面目な私にとって、こんなことで、へこたれるわけにはいかないと。何か変なプライドがあった。

自分との戦い。

負けるな私。頑張れ!

1日乗り切るんだ!

昼の時間。

何も食べる気がおきない。

机につっぷしてしまう。

ダメだ、ダメかも。。

 

 

もぅ、隠してなんかいられない。

ダメだ。

 

リーダー(男)に、漏らす。

私、、体調悪くて、、

妊娠してる感じで、ちょっと今日〇〇までやったら帰るかもです。

 

と報告。

 

人数いないのわかってたし、出来る限りのことはして帰りたかった。

 

え!!!みたいな感じで一瞬驚いていたけど、

すぐさまわかってくれて、いいから早く休みなといってくれた。

 

部長にも報告。部長も尋常じゃないわたしの様子見てすぐさま帰るよう促してくれた。

 

フラフラ。

待って。そもそも帰れない。

帰る元気がない。

会社から徒歩1分もかからないバス停の距離が遠すぎて、いっかい座り込んでしまう。

ダメだ。病院行こう。

 

初診で見ていただいた、産婦人科へ電話。

受け付けてくれるらしい。

どうにかこうにかたどりつく。

自分の時間までが長かった。半ば修行僧のような感じで過ごしていた。

 

看護師さんには、あらー、もぅつわりきたの?

早いわねー的な感じで軽い感じで言われ紙コップ渡され、軽い感じで尿検査をするよう促された。

 

そこからだ。

血相変えてとんできた。

 

ちょっと!!!

ケトン体プラス4

 

どうやらかなり、ひどい値らしい。

食べれなさすぎて、吐きすぎて、いわゆる

栄養失調状態 

 

別室のベッドへ移動させられ、そのまま

点滴させられる。

 

そうか、わたしこんな状態だったんだ。